from  Herb & Rose
秋までの間に元気よく伸びてくれたツルバラ。
しかし冬の誘引は、どこをどうしてよいか判らず途方に暮れる事もございます。
ここではHerb & Roseが出張剪定誘引を施工した事例をご紹介いたします。
よくある仕立て場所を掲載しておりますので(カーポート以外・・・)
皆様の剪定誘引のご参考にしていただけましたら幸甚でございます。

*誘引のイメージは枝垂れ桜や枝垂れ梅の枝ぶりで
それぞれの枝を下方へ湾曲させ固定されてください。
そして、誘引固定された枝先の芽は必ず上へ向いているよう
最後に剪定をし調整されてください。

そういたしますと、開花をつかさどる成長ホルモンが枝全体に分散され
春には今まで以上に多くの花が見込めます。

まず、剪定する前にバラの正面に立ち一番太い枝から3番目までの枝を
何処にどの様に誘引固定するかをあらかじめ決めます。
するとそれ以下の太い枝を誘引固定する場所が自ずと決まります。
(太い枝を固定したらその空いたスペースに極力均等に枝を配置してゆく感覚です。)

実際は、なかなか均等にはなりませんので極力と言う事にてお願いいたします。
上の写真は「ツルのアイスバーグ」です。
すらりと伸びたトゲが少ない枝は意外と素直に曲がってくれますので
平面な場所では誘引しやすいバラといえます。

*ツルバラ剪定の基本は箸よりも太い枝を残しそれ以下は剪定してしまう事ですが
思い描かれる姿に成長するまでは
各枝先(おおよそ30〜40cm)を剪定するくらいに留められてください。
細い枝は花が咲かない可能性はございますが
光合成を行い株の成長に貢献してくれます。
逆に細い枝を剪定をしてしまいますと、いつまで経っても大きくなりません。
(思い描かれる姿に成長するまでは贅沢は言っておられません・・・)



四角い柱に誘引固定された「ツルのアイスバーグ」。
平面的なところと違って柱に1本の枝を巻くようには、なかなか固定できません。
この場合は柱の各面に相応した長さで剪定し誘引固定します。
(この柱には、バラの枝の固定用に目立たないよう白い針金が
おおよそ30cm間隔で巻いてあります。)



ナチュラルな仕立て方では木に誘引するという方法もアリ!でございます。
写真では木の下方から中腹まで木の枝に沿わせて固定しております。



左斜め上のバラは枝が硬いアンジェラで右斜め下のバラは枝が柔らかい
ファイルヘンブラウ(ブルーランブラー)です。
枝の誘引固定の強さが対照的な2種でございます。



以前はカーポートの天井に乗っていたフランソワジュランヴィル。
今では、ご覧のとおりの姿になっております。
枝が細く柔らかく、かつ10mは伸びる品種特性から
その特性を生かした仕立て方です。
また、葉が茂りますとかなりの重量になりますので、
ステンレスワイヤーがフランソワジュランヴィルの
枝の束の中に入っています。
*ツルバラを仕立てる時の大前提として台風による風圧の事を
考慮しなければなりません。

冬季の枝ばかりの時と違い台風の季節は葉が茂っておりますので
枝全体にかかる力は相当なものです。
3匹の子豚の家のように初めから堅牢な作りにされておく事に越した事はございません。

ちなみに翌春の姿は下記のようになります。(なりました。)
↓↓




長く伸びた枝を全て綺麗に束ねてしまうと枝先が均一になり
開花時に花が偏ってしまいますので
仕立てた場所全てに満遍なく花が付くよう、意図的に長さを変えて枝を切ります。
意外と難しいですが、それよりも常に上を向いての作業でございますので
首と肩が痛くなります・・・



意外と枝が硬いグラハムトーマス。
枝もすぐに太くなるので誘引時には枝が折れないよう慎重に曲げます。
もし、枝がポキッと折れてしまっても樹皮がつながっていれば
今後の成長には支障ございません。
(他の樹木ではすぐに枝が枯れてしまいますので、この事を思うと
バラはかなりシブトイ性質といえます。)





                           To be continued